高級老人ホームと一言でいっても、さまざまな種類がある。例えば高級老人ホームでも生活動作がまだ比較的自立している人が入るところもある。反対に、さまざまな生活動作の介助を受けなければ生活するのが困難という人が入る介護付きのところもある。そのため自分がその程度の介護を必要とするのか、どのような高級老人ホームに入ればいいのかということをよく吟味することが重要である。またお金に余裕がある人は、介護が必要になったら高級老人ホームに入ればいいと簡単に考えている場合もよくある。それは高級老人ホームに入って、有意義な余生、最後を迎えたいと思っているからである。しかし持病を抱えている人は、注意も必要で、高級老人ホームによっては、大きな持病があると入居を断られることもあるのだ。

基本的に高い管理料を支払って、毎月の入居料を支払っていれば入居できると思っている利用者もたくさんいるだろう。しかし、高級老人ホームによっては、看護師が常駐していないので医療行為はできないというところもあるし、ある程度医療的な行為はできるが、万が一の場合は、病院に搬送するというところもある。また入居する際には、入居者の審査もあるため、体調や病状が安定している人が入居の許可を得ることができる。もしも、高級老人ホームの入居を考えている時には、体調がよく病状が安定しているとき、また大きな医療行為を必要としない時に入居を考えるべきなのである。それらを理解した上でマッチする高級老人ホームを探すと良いだろう。